船橋 渉SALES CONSULTING
HPトップへ戻る
← ブログ一覧へ
SALES COLUMN 10

営業が陥る2つの失敗パターンと、その直し方

これまでお伝えしてきた考え方の裏返しとして、多くの営業マンが陥りやすい失敗パターンを2つ、具体的に整理しておきます。

失敗①:押し売り

顧客の反論を論破しようとしたり、顧客のペースを無視してクロージングを急ぐスタイルです。

症状

「でも、お客様...」「今決めないとなくなりますよ!」といった反論への反論や、恐怖訴求のみでのクロージング。これは顧客の心を閉ざし、敵対関係を作ってしまいます。

対策:全肯定 → 質問 → 再定義

  1. 全肯定:「おっしゃる通りです」とまず受け入れる
  2. 質問:「具体的にどの点が気になりますか?」と深掘りする
  3. 再定義:「価格ではなく、支払時期が懸念ですね?」と整理する

この型を守ることで、「説得する人」から「悩みを整理するパートナー」へと、顧客からの見え方が変わります。

失敗②:価格先出し

「ご予算はおいくらでお考えですか?」――多くの営業マンが良かれと思って最初に聞いてしまう質問ですが、これが最大の罠になります。予算を宣言されると、それ以上の提案が心理的にブロックされ、単なる価格競争に陥ってしまいます。

対策:価値 → 価格の順番

予算は聞かない。まずは最高の体験で「欲しい」気持ちを作る。その上で、分割回数を調整して月々の支払額を提示し、「これなら払える」に変えていきます。

成功のための最終チェックリスト

  • 最適解の定義を合意できているか(商品を売る前に、顧客にとっての「安心」を言語化できているか)
  • 透明な比較をしたか(自社のデメリットも含めて、客観的な比較を提供したか)
  • 体験/イメージの設計をしたか(理屈だけでなく感情的な納得感を作れたか)
  • 初動24時間対応を徹底しているか(お問い合わせやクレームへの初動アクション)

ここまでご紹介した考え方は、いずれも「今日から」実践できるものばかりです。まずは「観察」か「質問」のどちらか一つから、始めてみてください。

無料相談はこちら